性格の不一致×嫁姑問題×旦那の浮気
私26歳 夫26歳のとき離婚しました。当時は共働きだった事もあり、結婚当初は家事など手伝ってくれていたのですが、だんだん手伝ってくれなくなり、私が家事をするのが当たり前のような言い方をされました。料理も美味しいとか褒めてくれる事はほとんどなく 無言で食べるような感じでした。
彼は長男ということもあり、同じ敷地内に家を建てたのですが、お姑さんとかも、私が何時に家に帰って来たとか、車の音で分かるみたいで、色々チェックされていました。帰りが遅かったりすると私に直接言わず旦那に言い、結局、旦那と私が言い合いになることが多くなりました。
そんなこんなでだんだん会話もなくなり、旦那は会社の女の子と浮気をしていました。彼女からの手紙が出てきたので問い詰めたら、あっさり浮気を認めたので離婚することにしました。
私は、夫婦だからお互い言いたい事は言い合って何度も話合えば分かり合えると思っていましたが、夫婦でも言葉を選んで、言ってはいけない言葉などは言わずにいた方が良かったのでしょうか?
言わずに我慢していると、自分も息がつまるし、相手の気持ちも分からないからどんどんお互いの気持ちがすれ違ってしまうような気がするのですが、どうしたら、上手く話し合いが出来ますか?男の人は、あまり色々話をしないし、話が長くなるとイライラしてきたりするので困ります。
表側から見た離婚の原因~物事を俯瞰して見てみると一方だけが悪いわけではない
あなたの悩みは、離婚に関してのクレームではないようですね。そこに至った過程というか、話し合い(その後の男女のディベート全般にも)に憤りがあると読み取りました。
まずは結婚・離婚時の事項から。これは環境からして、問題があったみたいですね。元旦那サンが「だんだん手伝ってくれなくなり」「料理も美味しいとか褒めてくれる事はほとんどなく」
これは、元主人が元々そういう人だったというだけの話です。一緒に暮らしていかないと分からない点が多いので、あなたの非というわけではありません。そういう“巡り合わせ”だったと諦めましょう。
それでも、話し合いを重ねる事で夫婦関係や家族問題の解決ができたと思っているフシがありますが、それには「?」です。
これはあなたにも問題があったと言っておきます。物事を俯瞰して見てみると、一方だけが悪いというのはそうそう無いんですよ。
加えて、元旦那サンの実家の敷地内に建てた家に住んでいた事の方が問題は大きいです。嫁の行動が、姑には何かと目につくモノ。これは、どこの家にでもある事ですから文句を言われても耐えるしかないんですよね。
「嫁姑問題」などと呼ばれて、いつの時代も取り上げられてきました。ですから、同じ敷地内に住まわせてもらっているなら「私が何時に家に帰って来たとか、車の音で分かるみたいで、色々チェックされて」などは、知りたくなくても目にも耳のもついてしまうものなのです。
そして、そのお小言をあなたに直接言うわけではなく息子に愚痴る…。ホームドラマのパターンを地で行っていたようで、なんともお気の毒な事です。
しかし、ここで元旦那側の視線に変えてみます。元旦那サンは家へ帰っても実母からは嫁の悪口、奥様からは姑への不満、と双方から愚痴られて面白くなかったんだと思いますよ。“それならば”と「旦那は会社の女の子と浮気を」となるのも分かります。
夫婦がお互いに26歳と若かったのも、結婚生活が上手くいかなかった要因ですね。あまりに、外の世界を知らなすぎるように感じました。
話し合いの際には、常に「聞く側」の受け止め方も考慮しておく
離婚の時の直接の現因は元旦那サンの「浮気」ですが、あなたは「夫婦だからお互い言いたい事は言い合って何度も話合えば分かり合えると思っていました」と述べています。
でも、何でも言いたい事を感情の赴くままに喚き散らせばいいというモノではないでんですね。結局は「人間」対「人間」なのですから。抑える所は抑えて、時には言いたい事も我慢しなければいけない事も出てくるはずです。
“何でも言い合える仲”と“思った事を何でも言いあう”というのは、根本的に違います。
「言わずに我慢していると、自分も息がつまるし、相手の気持ちも分からないから、どんどんお互いの気持ちがすれ違ってしまうような気がする」と記していますが、「息がつまる」のを我慢していますか?「相手の気持ちもわからない」のを、分かろうとしていますか?
その点からあらためていかないと、何事も話しは進まないのでは?少しだけ「聞き上手」になってみてはいかがでしょうか。
その「聞き上手」こそが、話し合いを上手く進める鍵なのですよ。自分の思っている事を吐き出せばいいのではなく「相手は、この事に対して『どんな考えなんだろう』」と常に自問して、はじめて話し合いがスタートすると思ってください。
それと気分を害させついでに申し上げると「男の人は、あまり色々話をしないし、話が長くなるとイライラしてきたりするので困ります」と考えているようですが、それも根本が間違っています。
“色々話しをしない”とか“イライラしてきたりするので困る”との事ですが、それはあなたの周囲だけの話しであって、世間には様々なタイプの男性が存在する事を頭の片隅にでも置いておく事が肝要です。
そんな時でも「私って今、飽きられるような話をしていないかしら」とか「論旨がずれていないか?的を得ているか??」と相手側に立った見方をするような癖をつけておいた方がいいですよ。