ママカーストはこうしてできる!という話
息子に勉強をしっかりして欲しいと思い 私学に入学させましたが、入学式初日からカースト制の片鱗に気づき、ママ友カーストはこうしてできるという現実を目の当たりにしました。そのときのお話です。
まず入学式のお母さんの衣装で 水面下でママ同士の品定め大会が始まります。
着物で来るのか、ワンピースで行くのか、どのような装いなのかを お互いにしっかりチェックしています。
そのあとにお母さんが参加する親睦会がありました。
そこでなんとなくみんなで話しながらグループが出来上がり、仕切るママが最上位、それ以降 発言力のあるグループから順番にカースト制度が出来上がります。
そのなんとなくというのが、親の学歴・職業・年収、兄弟が入学しているかどうか・・・などをその判断材料としています。
しかし最初はそのような細かいことまではわからないため、とりあえず見た目と話の内容から判断されます。
私は何気なく隣の席に座ったお母さんと話しましたが、その時に全く調べてこなかった内容(他学年の行事の日程、受験時の受験人数)について そのお母さんから「〇〇ですよね〜?」と“知ってて当然”のような感じで振られました。
こちらが「知らない」旨を答えると 怪訝な顔をされてしまいました。
事前に学校全体のことについての知っている知識が多いほど「できるお母さん」として扱われます。
顔見知りから仲良くなった後は、そのママ友グループの中で「格付け」が行われます。
そこでは普段していることやどこどこに旅行に行ってきたとか、習い事の量に比例して 格付けが行われます。
本屋さんに行って 普段からどんな本を読んでいるかでも格付けは行われます。
子供が素直に自分の好きなコーナーに行くのを観察して、本をしっかり読んでいるかや 幼稚な本を選んでいないかなどまであげつらって 静かなる格付けが行われたりします。
お誕生日会への招待を断ったママ友の言葉に凍りついた話
三女が小学3年生の時、初めて友達のお誕生日会に招待されました。
お誕生日に招待してくれたのは、保育園の時から仲良くしていた友達で、その子のお母さんと私も何度か楽しく会話した記憶がある方でした。
いつかお誕生日会に参加したいと言っていただけに招待された娘はとても嬉しそうで、その日を心待ちにしていました。
ところがお誕生会間近になって「お誕生日会には来ちゃいけないって言われた」と 娘は半泣きして学校から帰ってきました。
その理由が「お誕生日会をする家のお母さんが、私のこと、嫌いだからだって」と言うのです。
私は一瞬こおりつきましたが、それにどう対処することがよいのか、その時は思いつきませんでした。
もちろんストレートにそのママ友に「どうしてですか。うちの子、何か悪いことしましたか」と、強気で問いただすこともできました(そうしたところで娘の得になることはありませんが)
あるいは黙ったままやり過ごすこともできました(そのママ友とのわだかまりを抱えたままになりますが)
いろいろ考えた末、私は後者を選びました。
その友達ともその子のお母さんとも、今後小学生時代だけでなく、中学や高校で顏を合わせる機会があることを考えないわけにはいかなかったからです。
この日を境に 私は「うわべとその裏にある感情とが違う人がいるのだ」と思いながら 周囲と付き合うようにしてきました。
また、大人がそれと知らずに発した言葉が 子供にこうして伝わる怖さも感じました。
その後「お誕生日会に来ないで」と言ったその子が中学に入った時、一年間いじめに遭いました。
うちの子はその間も仲良くしてあげていたことから、ある日、その子のお母さんに、一度頭を下げられたことがありました。
その時に、なんでも事を荒立てず、冷静に対処することの大切さを痛感しました。
突然の無視!裏表がすごすぎる恐怖の嘘つきママの話
娘が1年生の時、同じクラスの女の子のママ、Aさんと仲良くなりました。
Aさんはフレンドリーな人でママ友も沢山いたので、そのグループに入れてもらい お茶やランチをするようになりました。
ところが深く付き合って行くにつれ、Aさんはだんだんと本性を現し始めました。
友達も多い人で、みんなの前ではニコニコと話を合わせていましたが、親しくなるにつれ、他の人の悪口を言うようになりました。
とにかく、その場にいない人の悪口を必ず言い、気がつくと全員の悪口を言っていて 誰のことも好きではないようでした。
Aさんは敵に回すと怖い人で、Aさんの機嫌を損ねる発言をした人はあからさまに無視されていました。
なんとかうまくやろうと努め、一緒になって悪口は言わないものの「へぇーそうだったの。大変だったね。」というように否定もせず同調もせず自分ではうまくやっているつもりでした。
ところが3ヶ月経った頃、私は突然Aさんに無視され始めました。
挨拶をしても露骨に無視され、ラインも既読すらしてもらえなくなり、不穏な日々が続きましたが 自分には心当たりはありませんでした。
そんな時、他のママさんと話をする機会があり、Aさんが私の悪口を随分前から言っていると聞かされました。
休日にAさん宅へ母娘で遊びに行った時、ままごとでAさんの娘が犬役をやらされたとご立腹とのことでした。
そのままごとではAさんの娘が犬、うちの娘が猫になって動物ごっこをやっていて、それを見てAさんも笑いながら「かわいいね。」と言っていたのにです。
それ以来、私がAさん母娘を見下していると被害妄想したり、サングラスをかけて運転していると「調子に乗っている」と言いだし、それがエスカレートし「不倫しているらしい」「元ヤンらしい」「連れ子らしい」「先生を誘惑している」などと嘘八百並べて 変な噂を吹聴して回られました。
みんなAさんが怖いので、裏では声をかけてはくれましたが、Aさんの前では同じように無視したり 同調したりしていました。
そんな時、仲良しグループではない同じクラスの若いママBさんが、Aさんにはっきり言いました。
そして参観日の学級懇談の時もBさんは担任の先生の前で名指しで
…と発言し、Aさんはそれ以降とても大人しくなり、無視もなくなりました。