好きになった相手がバツイチだったら…あなたはそれでも交際しますか?
交際だけならまだいいのですが、将来結婚しようと思っていたり、結婚話が出て戸惑う人もいるでしょう。特にあなたが初婚の場合、離婚経験者ともういちど結婚するのは勇気がいることです。
自分の気持ちの整理や、両親含め親族への説明も大切です。そういったハードルをひとつずつ乗り越え、めでたく結婚されるのは素晴らしいことです。
しかし、離婚経験者との結婚は想像以上に問題が多いもの。筆者の体験を元に、お相手と結婚する前にこれだけは確認した方がいい点を挙げてみました。
離婚原因は何だったのか?
これは誰もが気になるところでしょう。「昔のことはこだわりなく」と言うのは簡単ですが、二度と同じ過ちを繰り返さないためにも、例えどんなに聞きにくくても必ず聞いておくべきです。
今後の生活を安心して送るために離婚の原因はきっちり聞いておく
実際にバツイチの人と結婚すると、元配偶者のことや離婚の原因は想像以上に気になります。まずはあなたの精神安定のために離婚の原因を聞いておきましょう。
死別や病別のこともあれば、元配偶者側に明らかに非がある場合もあります。それでも、離婚の原因は片方だけではありません。お互いに悪い所があったから破局に至っているのです。
もしお相手やあなた自身が気を付けるだけで改善できることなら、お互い最大限の努力をしましょう。前の結婚で失敗したことを反省しているなら、お相手も協力してくれます。
常識は人によって違うことを認識しよう
離婚の原因を聞いていくと、他人からすれば実に些細なことだと思う時があります。お気に入りの茶碗を割られただとか、束縛が激しかっただとか、まるで付き合いたての学生カップルのような原因を言われることもあるかもしれません。
しかし、重要なのは「常識」が人それぞれみんな違う点です。人によっては割られた茶碗が命の次に大切なものだったかもしれませんし、どこへ出かけるのかいちいち言うのが非常にストレスになることもあります。
離婚の原因を聞きだしたら、どうしてそうなってしまったのか考え、新しい生活に活かすために覚えておきましょう。何が相手の逆鱗に触れるのか、自分と相手の常識のズレはどれくらいあるのか、把握することが大切です。
家族との関係はどうだったのか?
離婚した当時、あなたのお相手がご家族(両親)との同居だったとしたら要注意です。離婚の原因は夫婦間ではなく、家族間だった可能性があります。
嫁姑戦争だとか、舅と折り合いが悪いとか、介護の問題があるかもしれません。人それぞれ相性がありますから、元配偶者がダメでも、あなたならご家族と仲良くやれることもあるでしょう。
しかし、人の気質はそう簡単には変わりません。ご家族との同居で離婚に至ったのなら、あなたとの新生活はアパートでスタートさせるなど、何らかの対策は行うべきです。
相手の経済状況を把握する
離婚の原因は過去のこと。これからの生活に大切なのは、今現在の状況です。あなたのお相手は今、どんな仕事をしていて、どれくらいの収入があるのでしょうか。
お金の流れは確実に見極めておく
付き合いだした当初には 非常に聞きにくいデリケートな話題です。しかし、結婚するなら話は別!収入と支出は夫婦でしっかり把握する必要があります。
お相手の仕事内容、あなたも仕事して支えるべきなのかどうか。給料などの収入額の他、貯金や借金の有無、子どもがいるなら養育費をいくら払っているのかまで、あなたには聞く権利があるはずです。
子どもの人数や別れた元配偶者の収入で、養育費は変動します。
居住環境の確保
田舎暮らしの特権といえば一軒家。都会ならアパート暮らしも多いのですが、結婚を機にマンションの一室を購入することもありますね。
もしお相手が元配偶者と住宅を購入していた場合、離婚を機に「共有財産」として処分されている可能性があります。慰謝料の他、夫婦間の財産を二等分しますから、住宅を売却して現金化するのです。
そうすれば、あなたと再婚した後の住環境は、よほど高所得でない限り 前よりランクを落とさざるを得ません。
離婚経験者は資金に余裕がないはずです。最悪の場合、実家に居候することになるでしょう。結婚後の居住環境はどうなるのか、あらかじめ確認しておくべきです。
今後の生活設計を二人で考える
お付き合いしていた時と違い、結婚は長い将来を2人で歩んでいくことです。あなたとのことを真面目に考えているなら、お相手もきちんと話し合ってくれるはずです。
元配偶者、子どもとの関係
あなたのお相手は既に子どもがいらっしゃいますか?もし再婚を機にあなたとの間に引き取ることになるなら、子どものことは最優先に考えましょう。たとえ元配偶者が引き取っていたとしても、子どもが再婚に反対するうちは無理に新たな結婚はしてはいけません。
結婚は大人同士が決めたこと、子どもは巻き込まれただけです。
子どもと面会を続けているなら、子どもや元配偶者とお相手が定期的に会うことになります。
「前の奥さん(旦那さん)と会うなんて絶対にイヤ!」
「再婚を機にもう子どもには会わないでほしい」
あなたがこんな考えを持っているなら、そもそも再婚は諦めたほうがいいでしょう。
別れたとはいえ、一度はご縁あって家族になった人です。その辺りは覚悟しなければ、バツイチの人との結婚はできません。
同居、家、家財道具などの具体的な取り決め
再婚してからどうしても同居が必要なら、具体的にその年数を決めましょう。お金が貯まるまでなのか、それともずっと同居するのか、目安は必要です。
また、元配偶者と同じ家に住みたくない人もいると思いますが、居住環境を整えるのは高額になるので妥協が必要です。
机や食器棚などの大型家財道具をすべて取り替える人もいるようですが、筆者は壁紙だけ張り替えてもらい、元配偶者が暮らした同じ家で生活する提案を飲みました。
腹をくくること!現実から逃げない・避けない・正面から向き合う
いざ結婚するとなると、入籍手続き以外に、実生活に関わる問題が山のように出てきます。初婚同士ではないので仕方ありません。離婚経験者でも「この人がいい」と選ぶのはあなたなのですから、自分の決断に責任を持ちましょう。
ポイントは「避けない・逃げない・向き合うこと」
再婚の前に、以前の離婚の理由とお金の流れだけは確実にチェックして、納得のいく形で前に進んで下さいね!